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下町ソースタンメン

レイソルと共に!!2013年珍來の挑戦!!

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北原照久が贈る昭和らーめんシリーズ
こんにちは、北原照久です。僕が監修した「昭和醤油らーめん」、「昭和醤油チャンポン」に続く珍來の期間限定「昭和らーめんシリーズ」第3弾を紹介します。その前に何故、僕がらーめんの監修をしているのか不思議に思う方がいるかもしれませんのでちょっとお話します。僕は「開運!なんでも鑑定団」(テレビ東京系列)に番組スタートから20年にわたり鑑定士として出演しています。ですからそのイメージが強いかもしれませんが、実は多岐にわたってコレクションしています。ブリキのおもちゃをはじめ広告ポスター、現代美術、ノベルティグッズ、古い時計、生活骨董、等々・・・そして、そのコレクションは20世紀を知る貴重な資料として後世に残していきたいと思っています。いわば僕はコレクションを次世代に伝える「一時預かり所」なのです。コレクションの魅力は物を通してその時代に想いを馳せる事が出来ることです。きっと、昭和のにおいのする懐かしい味を再現したいという珍來の思いが、その時代背景を実体験とコレクションを通して熟知している僕へと結びついたのでしょう。ところが今回監修依頼を受けたのは、なんと「ソース味のらーめん」。さすがの僕も「ソース味のらーめん」は食べたことがありません。しかし、聞くところによると珍來では40年以上前に商品化された実績があり現在でも賄いとして食べられていることを知り驚きました。食べてみると意外と言っては失礼ですがコレがウマい。ソース特有の酸味と甘みがマッチして絶妙に麺にからむのです。商品としてお店で提供されていても充分に満足のいくものでした。でも僕が監修するなら東京下町の懐かしい昭和の香りが漂ってくるようなものを作ってみたい。そこで目に付いたのが「おいしさにこだわったソースは生野菜の味がする!」このフレーズにピンときた僕は早速そのソースを取り寄せ珍來へ試作を依頼。何度も改良を繰り返したのでしょう。僕が食べた時には、湯気の向こうに昭和の風景が甦ってくるような、そんな懐かしい香りのする一杯が完成していたのです。ンポン」を是非みなさまも召し上がってみて下さい。きっと喜んで頂けると信じています。

使用したソースは東京都北区滝野川にある創業大正12年、東京で一番古いソース会社「トキハソース」です。最近では缶詰や粉末の野菜パウダーを使用してソースを造るのが主流だそうです。ところがトキハソースは創業以来主原料に生野菜を使用する手間ひまのかかる製法にこだわり、他社にはマネの出来ないコクと香りを生み出しているのです。スープベースには数種類のトキハソース製品をブレンドしてもらいました。その中のひとつに生野菜と香辛料の風味をそのまま伝える為に熱を加えない非加熱製法を用いた「生ソース」を使用。しかもこの「生ソース」無添加、無着色というから驚きです。僕のリクエストでサクサクのハムカツをトッピングしたので是非「生ソース」をかけてその芳醇な風味を味わってみて下さい。こうして僕の監修によって創業86年の「珍來」と創業91年の「トキハソース」が見事に融合。東京下町の懐かしい香り漂うこの商品を「下町ソースタンメン」と命名。「東京都ソース工業協同組合公認」を頂きここに完成したのです。両社が代々受け継いできた歴史とこだわり、そして時代の息吹を感じてもらえると嬉しく思います。懐かしくて新しい「下町ソースタンメン」。どうやら僕のコレクションがまたひとつ増えたみたいです。

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